総体1回戦の相手が決まってから1週間。
新入生の勧誘で充分な練習時間を取れない中での追い込み。勧誘にしっかりと時間を取ったおかげで15人もの1年生が入部してくれました。これで総勢42人にもなりました。嬉しい限りです。
時間が過ぎるのは早いもので、あっという間に大会前日になりました。私はずっと不安でした!マイナスなイメージは良くないという事は重々承知でしたが、何回やったか分からない合同練習や勝ったことが無い練習試合の事が頭の中にずっとありました。しかし、選手達は違いました。前日のジャージ渡しでの1人1人の言葉を聞いて、涙が出そうでした。そして、一瞬で私の不安は消えていきました。
ついに大会当日。アップの雰囲気はよく、緊張している選手も見られましたが、いつも以上に気合いが入っていました。試合が始まる前に、これまでやってこなかった円陣で気合を入れました。試合が始まると前とは明らかに違う選手達が居ました。本当にビックリしました。ちょうど1ヶ月前に練習試合をした時は30点差で負けていたのに、前半は互角以上にやり合っていました。お互い得点がないまま前半が終了。ハーフタイムは、みんな前向きでお互い気合を入れあったり、アドバイスし合ったりする様子から選手達の気持ちが伝わってきました。あの時全員が、思っていたでしょう。"絶対勝てる、勝ちたい"と。
後半が始まり、6分後。ついにトライを許してしまいました。しかし選手達はまだやれる、時間はまだあると声を出し前を向いていました。いつの間にこんなに成長したのかな、最後まで一緒に闘おうと強く思いました。そして、試合終了ぎりぎりで相手のペナルティ。そして相手陣地。プレーが途切れたらノーサイド、ボールを奪われてもノーサイド。2年間と少しラグビーに関わってきましたが、1番緊張した数分間。全てをぶつけて、やりきって欲しい。ただそれだけを考え信じました。そして、ノータイムの状況で攻撃を継続しインゴールラインを破りトライ。衝撃的すぎて記憶が曖昧です。ただただ嬉しくて、ここまで来たのか名古屋西、信じてよかったなって想いました!しかし2点及ばず敗戦となりました。グラウンドから戻ってくる選手の目には涙が見えました。負けたのは誰のせいでもない。拍手したいぐらいよくやってくれたと思います。
悔しいだけでは片付けられない感情が胸の中で離れません。きっと選手達も、先生達も。今までやってきた事がどれだけ尊いことなのか実感出来て本当によかったと思います。これからも選手達の活躍に期待しています。
この大会の関係者の皆様、保護者の方々、OBの方々、明和高校のみなさんありがとうございました。
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安藤 (水曜日, 26 4月 2017 17:09)
ナイスファイト!