0月26日
名西ラグビー部を引退しました。みんなの泣いている顔を見たら、もう終わりなんだなって、実感がわきました。
部員15人とマネージャー1人。最初は毎日不安でした。マネの先輩達には迷惑をかけてばかりだし、みんなとは馴染めていない気がして、何よりマネージャーが1人というのが心細くて、あの頃は部活が全然楽しくありませんでした。先輩達の背中を見て、真似して、とにかく必死でした。
気付いたら、2度目の花園予選が終わり、2度目の先輩達の引退でした。自分たちが最年長、名西ラグビー部を創り上げていく番になっていました。この頃から私は、自分の、最後にこうありたい、という姿を思い浮かべることが増えました。西陵戦、愛知戦での先輩達の最後の姿を思い出して、私達もあんな偉大な先輩になれるのだろうか、なりたいと思うようになりました。
2年半が終わった今、私は、3年生は、そんな先輩になれたのかな。
1年前の今頃は、不安しかなかった。まとめられない、練習中の声がない、上手くいかない。あの時は、本当にしんどかった。先輩達の存在の大きさを思い知らされました。
でもあの時にあんな思いをしたから、今の私があると思います。
3年生の春も、私の中ではしんどかった時期でした。総体ベスト8を懸けた試合に負け、ここで引退するか、秋まで残るか。
少しでも引退を視野に入れている人がほとんど、迷わず秋まで残る道を選んだのはほんの数人で、正直驚きました。
先生と何度か話し合う中で、私の"総体でかなわなかったベスト8進出を花園で勝ち取るために、続ける"という意志の弱さに気付かされ、あの時はもう何もかもやめたほうが楽になるかな、とも思いました。
部員からも、辞めようかな、という声が聞こえてきて、毎日とても辛かったです。
でもやっぱりみんなで勝ちたくて、悔しくて、気付いたら10人が集まって先頭に立ち、再スタートを切っていました。
本当に嬉しくて、花園を迎える頃にはどんなチームに仕上がっているのかこの時から楽しみで仕方ありませんでした。
最後の合宿も終わり、遂に花園予選が始まりました。1回戦も2回戦も、厳しい闘いでした。それでもみんなの"勝つ"気持ちは強くて、ここまで来ることができました。
2回戦から今日までの1ヶ月間でみるみる成長していく姿をほぼ毎日見てきて、本当に私達は勝ちに行くんだと、決戦の時が本当に楽しみでした。
勝つことはできなかったけれど、勝ちたかったけれど、やり切った、悔いはないと言えるようなそんな試合だったと思います。
何度もタックルする姿、後輩を笑顔で励ます姿に、泣きそうになりました。
やっぱり最後までみんなはかっこよかったです。
毎日学校が終わってグラウンドに行くとみんながいて、そんな当たり前だった部活ももう無いんだなぁと思うと、寂しいです。
楽しいことばかりじゃなくて、辛いこともたくさんあったけれど、たくさんの人の支えがあってここまで来られました。
ここまで2年半一緒に続けてきた9人、個性豊かで可愛い後輩、頼りになる先輩、毎日熱い気持ちをぶつけてくれた先生・コーチ、温かい言葉をかけてくれた保護者の皆様、OB・OG、いつも頑張れと送り出してくれた両親には感謝してもしきれません。
3年生9人にはいつも支えられていました。
みんなのラグビーする姿を見るのが、トライした瞬間のみんなの笑顔が、大好きでした。辞めようとしたこと、何度もあったと思う。でも、ここまで続けてくれてありがとう。みんなを引っ張っていく背中がすごくかっこよかった。みんながいたからここまで続けられました。ありがとう。お疲れ様。
春まで誰1人として辞めることなく15人でやり抜いたこと、こんなに応援されるチームへと変わっていったこと、そして10人でここまで来られたこと、誇りに思います。
今までの2年半の中でも特にこの半年間は、1番楽しくてあっという間でした。32人と過ごしたこの半年間は、一生の宝物です。
みんなが大好きです。
ありがとう。
次は1年生!2年生!みんなの番です。
これからの活躍が楽しみで仕方ないです。
あんなにも3年生の引退を惜しんで、泣いてくれて、本当に良い後輩を持ちました。ありがとう。3年生の分まで強くなってください。
そして困った時はいつでも先輩達を頼ってください。頑張れ!!
最後に、先生・コーチがいたから、強くなれたし成長できました。3年生を愛してくれて、ありがとうございました!!
みんなのマネージャーをやれて、幸せでした。名西ラグビー部のマネージャーでよかったです。
今まで本当にありがとうございました。
これからも、名西ラグビー部の応援よろしくお願いします!!